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プレスリリース2000.10.30

LPI Japan記者会見レポート

LPI Japan記者会見レポート
世界共通の中立なLinux技術者認定試験の日本語版開始
LPI Japanのプラチナスポンサーに9社が決定


LPI-Japan 事務局


Linux技術者の中立でオープンな認定組織であるリナックス・プロフェッショナル協会(LPI Japan、理事長:成井弦)は、10月30日(月)午後2時から 東京・千代田区の大手町倶楽部において、日本語による認定試験の開始と、プラチナムスポンサーの決定について記者会見を行いました。以下、その会見内容を紹介します。(プレスリリースはこちら)

成井理事長挨拶

 

マイクロソフトやシスコシステムズ、オラクルなどのように、Linuxにはその技術者を中立の立場で認定する組織がないことが課題でした。そのためLinuxの教育方法の目標が定まらない、ソフト 会社、SIベンダーなどLinux関連会社の技術レベルがよく分からない、などの問題が起きています。

こうした問題に対して、LPIはLinux技術者の認定試験をハードウェア・ベンダーやソフトのディストリビューターから中立の立場で行う非営利団体(NPO)として設立されました。日本においてはLPI Japanが中心となり、試験を日本国内の45カ所の認定試験会場でオンラインで行うことになりました。

日本語の試験は11月13日より開始する計画で、受験料は1科目、1万5,000円。レベル1には101、102という試験があるので、合計3万円となります。LPIは国際的な組織により運営されるので、その認定資格は世界共通で通用します。試験については心理学を試験問題に応用する専門家である"Psychometrician"が作成するもので、60問を90分で回答するものです。試験問題の回答はマウスだけで行います。

運営はコミュニティーや企業のボランタリーな活動によって行なわれ、試験の日本語化にかかる費用については、LPI Japanスポンサーの寄付金だけでまかなわれています。受験料はすべてLPI Inc.に送金されますが、今後、受験料の一部を日本語化の費用に充てていきたいと考えています。スポンサーシップにはプラチナムをはじめとする5種がありますが、今回プラチナムスポンサーに9社が決定しました。

ちなみに、本社のLPI Inc.ではSGIほか、IBM、SuSE、ターボリナックス、リナックスケア、マックスピード、カルデラが名を連ねています。日本では本日、ターボリナックスジャパン株式会社、日本IBM株式会社、日本SGI株式会社、日本電気株式会社、株式会社ピーエイ、株式会社日立製作所、富士通株式会社、株式会社リーディング・エッジ社、レーザーファイブ株式会社の9社が、プラチナムスポンサーとして支援を表明します。

LPIの試験のもたらすインパクトとしては、今後のLinux技術者の目標が明確化される、Linux関連教育機関の目標が定まる、Linux関連テキスト本の目標が定まる、Linux関連会社の技術レベルの目安ができる、Linux市場の活性化が進む、などが考えられます。

Linux試験にはレベル1からレベル3までの3種類があります。今回スタートするのはレベル1の101で、2週間後には同102の試験も行われます。試験は、いつでも予約すれば受けることができます。レベル2、同3は2001年にできるように致します。

今後、LPI JapanはLPI準拠のコースやテキストをサポートします。またLPIロゴの使用規定の明確化や、LPI認定制度をコースやテキストに広げることも考えています。

LPI Inc.理事挨拶
続いて、会見に出席したLPI Inc.の理事であるエバン・リーボビッチが以下のように述べました

LPIは1998年にカナダのLinuxユーザー・グループが中心となり、Linux をエンタープライズ系に使うため、その認定試験が必要ということでスタートしました。マイクロソフト、オラクル、ノベルなどのベンダー主体の試験とは異なり、基本的にはいろいろな人が参加できるコミュニティが運営することで中立的な Linux の認定試験を行っているのです。 


いろいろなスポンサーがアドバイザリー・コミュニティに加わっています。また、LPI Inc.のホームページは日本語、フランス語、中国語など6カ国語に訳されています。業界から見て、信用されるような試験をするよう心がけています。また、中立的な試験を目指しており、それによっていろいろなテキストを作る会社をサポートしています。

LPIは最初から、非営利団体として、世界中にこの試験を広めようと考えてきました。それによって、今回日本語の試験を発表しましたが、今後もいろいろな国の言葉で試験を行えるようにしていきたいと考えています。こうした活動を通じて、LinuxがメインストリームなOSとなることを期待しています。

(注:アドバイザリーコミュニティーには、スポンサー以外にユーザー団体、Linux関連企業、教育関連企業、さらにはIT業界を代表する人々が参加しています)

プラチナムスポンサー挨拶
その後、今回プラチナムスポンサーになった各社の代表者がそれぞれ挨拶を行いました。

ターボリナックスジャパン株式会社
プロダクトマーケティング・ディレクター 斉藤繁幸様


会社の実感としても、1年間でLinuxの需要は3倍-4倍伸びているという気がします。そこで問題になるのがLinux技術者の養成です。当社の米国のテキストはLPIに準拠したものになっています。日本でも、これに合わせたものを開発したいです。 

日本IBM株式会社
Linux事業推進担当 中原道紀様


Linuxではエンジニアの養成がキーになっています。Linux技術者はだんだん増えていますが、その技術をオープンな世界できちんと測定することが必要です。当社のラーニング・コースでもLPI準拠で行います。Linuxも学校から企業に広がっています。LPIのようなオープンな活動が必要です。

日本SGI株式会社
企画推進本部長 栗崎彰様


SGIはこれまでのOSの資産をLinuxの世界に移行させています。日米ともにLPIのプラチナムスポンサーとして参加しております。Linuxの共通の試験が受験できるようになることは喜ばしいことです。また日本SGIは事務局としてもLPIの活動を積極的に支援していきます。

日本電気株式会社
NECソリューションズ
マーケティング本部ニュービジネス企画部マーケティング・マネージャ 川井俊弥様


NECの中でLinuxのビジネス推進をしています。99年3月からLinuxに本格的に取り組み、昨年度は100ほどのLinuxのシステムを構築しました。今後ますます日本でのLinuxビジネスが広がるときに、今回のような標準的なLinux技術者認定が行われることは意義があります。Linuxがクライアントに広がるときに、まわりにLinuxのことが分かる人が少ないことが問題で、Linux認定者を広めることが必要です。

株式会社ピーエイ
営業本部長 浜川博招様


当社はホームページで、ITプロフェッショナルのジョブメールを出しています。Linux を覚えて、新しい仕事をしたいという人が増えています。教育部門も持っていますが、よい人材をいかに育てるかがポイントになり、LPIさんと協力して行いたいと考えています

株式会社日立製作所
プラットホームソリューション開発本部Linuxビジネス推進センター 主任技師 
鈴木友峰様


9月にメインフレームからPCサーバまでLinuxを本格的に採用することを発表しました。また、24時間365日のLinuxの運用サポートも発表しました。Linuxビジネス推進センターという100名ほどの体制を作ってLinuxビジネスを立ち上げている最中です。そのとき、Linux技術者の養成が重要になります。Linuxはビジネス的にはサービスが中心になりますが、そこでいかにお客様から対価をもらうかで、LPIの活動は意義があります。

富士通株式会社
ソフトウェア事業本部Linux統括部 石崎次郎


富士通も99年3月からLinuxサポートを表明していますが、さらに活動を広げていきます。ビジネス市場でLinuxが伸びています。Linuxの今後のキーワードはSIになると思いますが、そこで技術者の養成がポイントになります。富士通は社内のラーニング・メディアなどでLinux教育を行ってきましたが、LPIの標準的な認定は有効です

ーザーファイブ株式会社
代表取締役 窪田敏之様


レッドハットのLinuxを扱ってきましたが、各社の思いは違います。LPIの考え方に全面的に賛同致します

続いて、LPI Japanの理事であるジェイ・パウエル(リナックスケアー株式会社 代表取締役社長)の代行より挨拶がありました。 

リナックスケア株式会社
営業本部 本部長 野俣隆


当社は、97年のサンフランシスコのLinuxユーザー会をきっかけに設立されました。4つの事業があります。サポート、認証、SI、そして教育事業です。当社は中立的な立場で、各ベンダー、ディストリビューターとおつきあいをしております。今回、認定試験が日本語化されることで、当社も協力しました。Linux市場は今後爆発的に拡大しますが、技術者の確保がポイントになります。そこでLPI Japanの活動が重要になるのです。

登録商標

LINUX PROFESSIONAL INSTITUTE, 及びLPIロゴはLPI Inc.の登録商標です。
LinuxはLinus Torvaldsの登録商標です。
文中に記載されているその他すべての商標は、それぞれの所有者に所有権が属しています。

本リリースのお問い合わせ先

LPI-Japan事務局
電話番号
FAX番号
03-3568-4482
03-3568-4483
URL http://www.lpi.or.jp/
E-mail info@lpi.or.jp

LPI-Japanについて

LPI Inc.(リナックス・プロフェッショナル協会 本部:カナダ)は、特定のベンダーに依存しない総合的かつ高品質の試験であるLinux 技術者認定試験(LPIC:Linux Professional Institute Certification)を世界中で実施することにより、Linux およびオープンソース技術についての必要不可欠なスキルの習得を促進し、認定する国際的な組織です。LPI はLinux およびオープンソースの発展とIT 技術者の人材育成を推進し、Linux 技術者認定の世界的なリーダーとして技術的発展に寄与しています。
LPIC の試験は7,000 箇所を超える世界中の試験会場で様々な言語で実施されており、LPI の認定プログラムは5 大陸に広がる提携ネットワークによって運営されています。
特定非営利活動法人「LPI-Japan(エルピーアイ ジャパン)」は、日本におけるLPICの普及・促進をはかるため、2000 年4 月に設立されました。
現在、日本国内での総受験者数は13万7千人を超え、また、日本でのレベル1 、レベル2およびレベル3 の認定者の総数は、4万6千人を超えています。また2007 年1 月からはレベル3の301試験と302試験の配信をスタートし、2009年2月からは303試験の配信をスタートしています。

LPI-Japanの概要

法人名 特定非営利活動法人 エルピーアイジャパン
業務内容 Linux の普及・推進、Linux 技術者認定試験の実施と認定
役員 理事長 成井 弦
理 事 池田 秀一
嘉村 健
鈴木 敦夫
鈴木 友峰
高橋 千恵子
中野 正彦
丸茂 晴晃
監 事: 寺本 振透

(五十音順)
LPI-Japan プラチナ・スポンサー企業名 株式会社アイエスエフネット
NECソフト株式会社
株式会社ケンソフト
株式会社コンピュータマネジメント
ターボリナックス株式会社
ターボソリューション株式会社
日本SGI 株式会社
日本電気株式会社
株式会社ピーエイ
株式会社日立製作所
富士通株式会社
ミラクル・リナックス株式会社
株式会社リーディング・エッジ社
リナックスアカデミー
株式会社リンク

以上15 社。(2010年3月現在)
※五十音順
LPI-Japan アカデミック認定校名 リナックスアカデミー
KEN IT Engineer SCHOOL
株式会社日立システムアンドサービス
パナソニックIT カレッジ ビジカル
有限会社ナレッジデザイン
アイティあっとスクール(株式会社アクセスネット)
学校法人電子学園 日本電子専門学校
株式会社日立インフォメーションアカデミー
プロネッツ教育研究所(株式会社プロフェッショナル・ネットワークス)
パソコンスクール ISA
株式会社デジタル・ヒュージ・テクノロジー
NECネッツエスアイ株式会社
学校法人麻生塾 麻生情報ビジネス専門学校
ITスクールAxiZ
学校法人 日本コンピュータ学園 東北電子専門学校
学校法人片柳学園 日本工学院専門学校
インターネット・アカデミー
NECラーニング株式会社
キャリアスクール・ソフトキャンパス
ナレッジITアカデミー(株式会社エレメント)
JJS 東京ラーニングセンター(株式会社ジェイ・ジェイ・エス)
株式会社ゼウス・エンタープライズ
CLINKS株式会社
学校法人湘南ふれあい学園 総合電子専門学校
株式会社アメニクス
ナガセキャリアセンター
ECCコンピュータ専門学校
専修学校 国際電子ビジネス専門学校
株式会社メガ・テクノロジー 札幌校
日本オーエー研究所
青山学院大学

以上31団体39拠点。(2010年3月現在)
※加入順
LPI-Japan システム開発企業ビジネス
パートナー企業名
株式会社リンク [AT-LINK 専用サーバ・サービス]
首都圏コンピュータ技術者株式会社
株式会社シーシーダブル
デル株式会社
VA Linux Systems Japan株式会社
株式会社アルク
株式会社ホンダヱンジニアリング
オープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社
日本ヒューレット・パッカード株式会社
株式会社トライアンフコーポレーション
株式会社パソナテック
SRA OSS, Inc. 日本支社
メイド・イン・ジャパン・ソフトウェア・コンソーシアム
ノベル株式会社
ユニアデックス株式会社
株式会社テイクス
ジスクソフト株式会社
株式会社イーツ
クロス・テクノ・ワークス株式会社
株式会社マリノ
株式会社アイシーズ
Pumpkin Heads株式会社
株式会社プログデンス
株式会社アライズ
株式会社ヴァンテルシステム
オリゾンシステムズ株式会社、
マテリアル品川駅前テストセンター
株式会社IDGジャパン
アーウィン株式会社
株式会社メガテクノロジー
The Linux Foundation
株式会社レップワン

以上32社(2010年3月現在)
※加入順

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