日頃よりLPI-Japanの活動をご支援いただき、誠にありがとうございます。

さて、Linux Professional Institute及びLinux Professional Institute日本支部により、2018年6月7日付けで、日本開発計画（以下「本計画」といいます。）についてのプレスリリースがなされました。しかしながら、LPI-JapanはLinux Professional Institute日本支部とは何らの関係はなく、LPI-Japanは本計画を含むLinux Professional Institute日本支部の活動に何ら関与を行っておりません。上記プレスリリースは、誠に遺憾ながら、「LPIC」の実施、提供およびサービスに関する独占的権利を保有しているLPI-Japanに無断で行われたものでございますが、受験生の皆様には、より良い選択肢をご提供できるように配慮してまいります。

なお、LPI-Japanは、日本の皆様が認定資格に求める高い信頼性を確保するために、認定資格の運用管理体制および試験問題の出題方法を改善した新しいLinux技術者認定試験である「LinuC」を2018年３月より提供しております。

「LinuC」は日本の皆様の信頼を得て、2018年5月末時点で延べ1.5万人を超える認定を取得いただいております。Linux技術者認定資格の取得を目指す皆様には、今後はLinuCのご受験をお奨めいたします。なおLinuCはLPICと同じ試験範囲ですのでLPIC受験対策本や受験対策コースをそのままご利用いただけます。

LPI -Japanは、2000年7月の設立以来、スポンサー企業をはじめとする日本の多くの企業、コミュニティのご支援とご協力に支えられて、OSS技術者の育成と社会価値向上を図ることで、企業、行政、公共、医療、流通など社会のさまざまな場におけるOSSの利活用を推進し、より良い社会の発展に貢献してまいりました。
LPI-Japanが認定した延べ12万人におよぶ技術者の保有する認定価値の正当性を担保し、安心して認定を取得できる環境と、LPI-Japanで認定した技術者を雇用できる環境を維持するために、LPI-Japanは、問題漏洩の防止、試験開発サイクルの適正化、品質向上に取り組み続けています。

LPI-Japanの認定試験は、各技術分野に精通した専門家、現場の最前線で活躍する実務者、そして多くのOSSコミュニティの方々の協力を得て開発されています。
また、LPI-Japanは、90校が参加するアカデミック認定校制度の運営により、教育にたずさわる方々の支援や教育現場で使用される人材育成プログラムの開発支援をしています。更に、多くの協力者により作成、更新され累計20万ダウンロードを超えるLinux標準教科書をはじめとする無料教材の提供や認定教材の審査を通して、OSSを学ぶ全ての人の学習環境作りを支援しています。

LPI-Japanは、引き続き、OSS技術者の育成と社会への貢献に全力をあげてまいりますので当団体の活動にご理解、ご支援頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。