お知らせ
お知らせ2014.12.11
最も多くの学生さんがLPICを受験した専門学校として『湘南ふれあい学園 医療ビジネス観光情報専門学校』を表彰(2013年度 LPIC of the Year for College)
2013年度に最も多くの学生さんがLPICを受験した専門学校として、LPI-Japanアカデミック認定校の「湘南ふれあい学園 医療ビジネス観光情報専門学校」を「LPIC of the Year for College」として表彰いたしました。
表彰式の様子
医療ビジネス観光情報専門学校は、学生1人1人を大切に指導することをモットーに、情報処理・ネットワーク・ITビジネス・医療情報とゲーム・Web・CG・グラフィックデザインのスペシャリストを養成しています。
また、キャリアカウンセリング始めマンツーマン指導の下、社会に対応する即戦力人材を育成しています。その一貫として、資格の取得には力を入れておられ、平成20年度より取得スキルと資格のスタンダード化を図るため、Linuxの指導カリキュラムを導入し、情報システム学科では、LPIC取得に向けての教育も強化しておられます。
同学科では、情報処理に携わる者として、今やLinuxの基礎技術を身に付けることは不可欠であり、Windowsとの違いやコマンド等、Unix系OSの基本操作については、全員が学んでおられます。
さらに、IT・ネットワークのコースでは、応用技術として、ネットワーク・データベースの各エンジニアとして必要なサーバの構築から管理・運用までの内容を学んでおられます。
その教育の成果として、毎年、情報システム学科の生徒さんはLPICを受験しておられ、2013年度には、同学科の生徒さん全員がLPICを受験されました。
LPICを取得した生徒さんは、全員就職することができ、LPIC保有していることが就職に有利であるというお声をいただいております。
今後も、Linux教育を通じて、IT業界で活躍する人材を育成していただければと存じます。
指導教諭の先生方のコメント
学校長 松尾 和夫先生
本校の情報教育は、学校創立以来28年の伝統があります。専門学校の使命として、常に現場で求められている技術の教育を指導してまいりました。
専門学校教育の質を問われている現在、教育の結果として修得できた客観的な技量を図る物差しが求められています。情報システム学科ではLPICの資格取得も1つの目標としてコンピュータ教育が展開されています。学生諸君に目標とする具体的な技術水準を提示できることは教育に大変重要なことと考えています。
副校長 八巻 祐治先生
情報システム学科では、各担当教員が実践を重視することを心掛け、実機を動かしながら体で覚えさせる授業をよく目にします。しかし、何をどこまで身につければエンジニアとして就職できるのかと、いつも学生は不安に思っているのでしょう。LPICアカデミーを導入したことで、学生諸君がLinuxを学ぶ際の目標とすべき技術水準が明確になりました。
単に資格を取得するだけでなく、その身につけた技術が使えてこそ本当の自信となって行く様子が分かります。現場で必要とされていると確信できる技術の内、何ができるのかを自分で説明できる彼らは自信に溢れているように見えます。
担当教員 遠藤 暁生先生
本校でLinuxの授業を担当してから、そろそろ6年目に入ります。その間にも学び舎である本校から巣立った数多くの学生が、親元から離れ、彼らそれぞれの現場へ就職していきました。
そんな中、つい先日、四年ほど前に卒業した一人のOBが顔を見せてくれました。「LPIC-2に認定されたんですよ」とのこと。在学中にLPIC-1すら合格できなかった彼が、現場に入って心機一転学び直し、レベル1だけでなくレベル2の認定までも受けたことに、正直感心しました。
私の授業はあまり資格を意識しておらず、実機を用いた演習が中心となっています。授業では、もちろん、LPICの認定教材を使用しております。基本コマンドを解説した後、毎時間ひたすら課題を与えます。ある時はサーバログを指示通り整形させ、ある時は各種 .conf を調整させ、ある時は処理目的を提示し、自分達で必要なコマンドを組み合わせて結果を提出させるなど、現場に必要とされる基本的なオペレーションを、実践訓練の中で身につけられるように指導しています。
そんなことを思い出した私は、在学中の演習授業で嫌でも体に染みついてしまったコマンドとオプションが、その後の彼の人生に少しは役立っていることに気づき、安心しました。頭で覚えるのではなく、体で覚え、そして標準出力に意図したとおりのデータが出力されることで達成感を得るという授業スタイルを、今後も続けていくつもりです。
成井理事長のお言葉通り、Linuxを扱える技術者は今後ますます必要とされていくでしょう。それらの技術を身につけ、目立たずとも社会のバックボーンを支えていくことに誇りを持てる青年エンジニアを育成すべく、今後ともLinuxの重要性と偉大さ、そして素晴らしさを、若い彼らに伝導していくつもりです。