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304試験の例題と解説

331.3 LinuxPMI

今回は304試験の試験範囲から「331.3 LinuxPMI」についての例題を解いてみます。


■トピックの概要
このトピックの内容は以下の通りです。

<331.3 LinuxPMI>
重要度 1

<説明>
LinuxPMIの概念、LinuxPMIのインストールに関する基本的な経験。

<主要な知識範囲>
・カーネルへのパッチ適用
・SSIとMSI

<重要なファイル、用語、ユーティリティ>
・linuxPMI


■例題
LinuxPMIの説明として間違っているものを選びなさい。

1. LinuxPMIはホスト間でプロセスを移動させる仕組みを提供する
2. LinuxPMIはLinuxカーネルの機能として実装されている
3. LinuxPMIはMSI(Multi System Image)的なクラスタの実装である
4. LinuxPMIはすべてのLinux上のプロセスをホスト間で移動させられる

※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 4. LinuxPMIはすべてのLinux上のプロセスをホスト間で移動させられる です。

Linuxを使用したクラスタは、そのアーキテクチャでSSI(Single System Image)とMSI(Multi System Image)に分けることができます。クラスタは複数台のホスト(ノード)を大きな1台のコンピュータとして扱うために作られるため、多くのクラスタの仕組みがSSI的に設計されています。

一方、LinuxPMIは各ホストがそれぞれ別々に処理を行いつつ、リソースが不足した場合にプロセスを移動(プロセスマイグレーション)させることで、クラスタ全体としてのリソースを最適化する目的で設計されています。このように各ホストが別々に動作するMSI的に設計されているのがLinuxPMIの特徴です。

LinuxPMIはLinuxカーネルのパッチとして提供されています。

LinuxPMIは、MSIな設計であることもあり、すべてのプロセスがマイグレーションできるわけではありません。そのため、あらかじめLinuxPMIに合わせた実装を行うか、必要に応じてプログラムの実装を変更する必要があります。

マイグレーションできない理由は、LinuxPMIのサイトに掲載されています。

○Reasons a Process is Unmigratable(英語)
http://linuxpmi.org/trac/wiki/ProcessUnmigratableReasons


LinuxPMIの情報はインターネット上でも少ないですが、概要としてはWikipediaの解説がよくまとまっています。また、LinuxPMIはもともとopenMosixという実装を引き継いでいるので、openMosixについての情報も調べてみるのも有益です。

○LinuxPMI(Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/LinuxPMI

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