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301試験の例題と解説(2014年3月31日終了)

301.2ディレクトリ設計

今回は301試験の試験範囲から、「301.2 ディレクトリ設計」についての例題を解いてみます。

■トピックの概要
このトピックの内容は以下の通りです。

<301.2 ディレクトリ設計>
重要度 2

<説明>
冗長性を回避した適切なディレクトリ情報ツリーを計画し、LDAPディレクトリの設計と実装を行えること。また、LDAPディレクトリ内に保存するのに適したデータ型を理解していること。

<主要な知識範囲> 
・LDAPディレクトリの内容を定義する
・ディレクトリを編成する
・適切なディレクトリ情報ツリーの計画

<重要なファイル、用語、ユーティリティ>
・サービスクラス(Class of Service)
・ディレクトリ情報ツリー
・識別名
・コンテナ


■例題
ディレクトリ設計で使用する、組織を表す属性名を選びなさい。

1. CN
2. DC
3. DN
4. OU

※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 4. OU です。

ディレクトリ設計は、データを階層的に格納するための構造を検討することで行います。

LDAPのディレクトリは、ファイルシステムのディレクトリに似ていますが、ファイルシステムではディレクトリは名前だけで識別されるのに対して、LDAPではディレクトリは名前と属性で識別されます。

最も基本的な属性はドメイン名であるDC(Domain Component)です。たとえばLPI-Japanであれば、以下のようになります。

dc=lpi,dc=or,dc=jp


ドメインで表される大きな組織の中をさらに細かく区切るのであれば、OU属性(Organization Unit)を使います。以下のようになります。

ou=sales,dc=lpi,dc=or,dc=jp
ou=marketing,dc=lpi,dc=or,dc=jp


DCとOUを使い分けることで、表記を見ればこのディレクトリが表しているディレクトリ構造の性質が理解できるようになります。

単なる階層としてだけ見たときには、DCとOUの違いはありませんが、設計レベルでの意図を反映するためには適切な属性による設計が必要になります。技術的に正しい使い分けは存在しませんが、他の人から見て分かりやすい設計を心がけると良いでしょう。

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