TIS株式会社
名称 | TIS株式会社 |
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本社住所 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー(総合受付14F) |
電話番号 | 03-5337-7070 (代) |
FAX番号 | 03-5337-7555 |
URL | http://www.tis.co.jp/![]() |
InterviewLinux/OSSへの取組みについて
御社の事業内容を教えてください。
【業界特性に応じたソリューション】 金融、製造、流通、サービス、通信、公共などさまざまな業界のインフラを支える数々のシステムを手がけています。
【ITソリューションサービス】 各業界で培ってきた豊富な実績と業務ノウハウを、業界の枠を超えて提供する「ITソリューションサービス」として提供しています。
【IT基盤サービス】 安全性・信頼性に優れ、規模(総面積約10万m2)とサービス領域の広さで国内トップクラスのデータセンターを中核に、個別開発、クラウドサービスなどのIT基盤サービス、アウトソーシング、BCPに至るまで、お客様に最適なIT基盤の構築・運用を支援しています。
御社のビジネスにおけるLinux/オープンソースソフトウェアの役割、位置づけなどを教えてください。
企業のお客様向けにプラットフォーム構築からアプリケーション開発までを一貫して行うシステムインテグレーション事業の中で、業務アプリケーションの稼働環境を支えるIT基盤として、Linuxおよび各種OSSミドルウェアを採用する提案を行っています。
また、信頼性の高いIT運用を実現するために、運用基盤製品の分野でもOSSを積極的に活用しています。
御社ビジネスでのLinux/OSSの活用状況を教えてください。
弊社がお客様からシステム構築や運用をお任せいただく案件の中で、今現在、Linuxはもっとも代表的なOSです。用途としてはアプリケーションサーバやデータベースサーバなどのサーバが中心で、大半がデータセンターで運用されます。稼働させるアプリケーションサービスは、Java言語で開発されDBMSを用いる形態がもっとも代表的ですが、Javaアプリケーションの開発ツールおよび稼働環境(Javaアプリケーションサーバなど)は、OSSが中心です。DBMSでは、現在はまだ商用製品(非OSS)の割合が多いのですが、徐々にOSSの比率が高まっており、今後の新規構築や再構築では近い将来、OSSが中心になると予測しています。
御社ビジネスでのOSS-DB、LinuCの活用状況を教えてください。
弊社の様なシステムインテグレータでは様々なIT技術を持ったスペシャリストを擁する必要があります。当然ですが、すべての技術分野に均等にエンジニアを育成・配置するわけではなく、それぞれの時代に即して、スペシャリストを増やしたい分野があります。現在、組織としての技術力向上を図りたい分野がOSSのDBMSです。LPI-Japan による OSS-DB Exam Silver/Gold の取得が、弊社のエンジニア達の技術力向上の動機付けにもなり、また、認定取得者数が弊社の組織的技術力のバロメータになっています。
OSS-DB、LinuC取得のための教育プログラムや、取得者への優遇策(受験費用負担、技能手当等)がありましたら教えてください。その他、社内での勉強会や技術者間の交流(取得者による取得予定者に対する指導など)等あるようでしたら教えてください。
OSS-DBの取得促進のために、下記の施策を実施しています。
- 受験費用負担・・・一括購入したバウチャーを受験者に配布しています。OSS-DBの認定取得者が特定の事業部門に偏らないように部門ごとの応募枠を設定しました。
- 技術セミナーの実施・・・戦略技術センターのスペシャリストが講師となっての技術セミナーや、LPI-Japan のご協力で実施する受験対策セミナーを開催しています。
- 実習用の仮想マシン配布・・・主にOSS-DB Exam Silver受験者向けに、まずは手軽にLinux上のPostgreSQLに触れ始めてもらうための、パソコンで利用可能な仮想マシンを社内に配布しています。
今後LPI-JapanやOSS-DB、LinuCに期待することを教えてください。
第一に、LinuCおよびOSS-DBの認定取得が、ITエンジニアにとって誇れるものであり続けるように期待しています。
第二に、LinuxとOSSをビジネスに活用していく多くの企業や組織が横につながっていくときの、触媒としての役割を担っていただけるとありがたいと思います。