株式会社テイクス
名称 | 株式会社テイクス | ![]() |
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本社住所 | 東京都中央区八丁堀3-11-12 大基ビル2F | |
電話番号/FAX番号 | 03-6222-2221/03-3551-2220 | |
URL | http://www.takes.ne.jp/![]() |
InterviewLinux/OSSへの取組みについて

御社の事業内容を教えてください。
SI事業者様の業務支援を主事業としています。オープン系、汎用系のシステム開発、設計・構築、運用保守まで幅広く顧客ニーズにこたえる業務を行っています。また、スクールや他社教育機関に頼るのではなく、業界未経験者や若年層を当社の業務を理解したIT技術者にすべくトレーニングプログラム(ラーニングシステム)を実践し、当社生え抜きの技術者を育成しております。昨今、業界では法的遵守が問われておりますが、当社は設立当初からプロパ100%をポリシーとし、近年ではプライバシーマークを取得するなど顧客の信頼と安心を獲得している強みのある企業です。
御社のビジネスにおけるLinux/オープンソースソフトウェアの役割、位置づけなどを教えてください。
数年前までは、当社の業務においてLinuxというキーワードは希少ニーズでした。最近では、老朽化したシステム、保守期限満了に伴うシステムの移行先のひとつの選択肢として、Linuxが選ばれてきています。当社の業務においても、Linuxシステムでの対応を行う業務が増加傾向にあります。Linux には、UNIXとの共通項は多くありますが、LinuxにはLinuxならではの環境理論・構築技法があります。そこに特化した強みのある教育制度を実践することで、技術者を育成していきます。
御社ビジネスでのLinux/OSSの活用状況を教えてください。
ビジネスという観点では、OSSの知識を持った技術者が顧客支援業務を行っているという点でしょうか。また、技術者育成トレーニング(ラーニングシステム)としてLinuxを題材にしている理由は、将来のOSS環境の牽引役としてLinuxの更なる普及に期待しているためです。社員全員が Linux/OSSスキルの標準化を目指している理由もそこにあります。
OSSシステムの対応は、「導入・運用保守」による技術支援という観点では、特に他の商用ソフトウェアの対応と変わりはないと思います。当社では本当の意味でのOSS技術者は、問題があればソースコードから問題にアプローチしていく手法がとれる技術者だと認識しております。今後、Linuxプラットフォームが世の中に普及するにつれ、真のOSS技術者の需要が求められるとき、当社の現在の取り組みが成果に結びついていくはずです。
今後LPI-JapanやLinuCに期待することを教えてください。

LPICレベル1という資格は、当社のようなIT支援を顧客に提供する企業においては、一定のスキルを証明する有用な資格だと感じています。業界の業務はさまざまですが、やはりLinuxを触るのであれば、Windowsの知識では困るわけです。そういった意味で、キホンのキが盛り込まれているのがこの資格だと思います。ただ、一方で、経験重視のこの業界では未経験者が育つチャンスがあまりに少なすぎます。
資格証明を、本当の意味での技能の証明(実技検定)に活用できる何らかの仕組みがあると、うれしいです。