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304試験の例題と解説

332.4 Red Hat Cluster Suite上級

今回は304試験の試験範囲から「332.4 Red Hat Cluster Suite上級」についての例題を解いてみます。


■トピックの概要
このトピックの内容は以下の通りです。

<332.4 Red Hat Cluster Suite上級>
重要度 3

<説明>
Red Hat Cluster Suiteの高度な機能に関する経験。LVSおよびGFSとの統合を含む。

<主要な知識範囲>
・fencing
・quorum
・データの整合性
・ファイルシステムとの統合
・LVSとの統合

<重要なファイル、用語、ユーティリティ>
・qdiskd
・/etc/lvs.cf
・Piranha
・GFS
・Conga


■例題
クォーラムの説明として正しいものを選びなさい。

1. 共有可能なファイルシステム
2. ハートビートが使用できなくなった時の生存確認用ディスク
3. 負荷分散のためのロードバランサ
4. 障害発生時にサービス停止などの処理を行う仕組み

※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 2. ハートビートが使用できなくなった時の生存確認用ディスクです。

クォーラムは、HAクラスタの信頼性を高める仕組みとして提供されています。

通常、HAクラスタを構成する各ノードはネットワークを経由してお互いに生存しているかどうかの確認を行います。これが「ハートビート」です。

しかし、ハートビートのネットワークがすべて使用できなくなった時、ノード自体は正常に動作しているにも関わらず、HAクラスタは障害が発生したと判断してしまうことがあります。これがいわゆる「スプリットブレイン」の状態です。

クォーラムは、スプリットブレインの状態になった時に、より適切な対応が可能となるよう、ハートビート以外の生存確認手段を提供します。

クォーラムでは、各ノードから共有可能なストレージ上に、各ノードが定期的に生存していることを示す情報を書き込みます。その他のノードは、クォーラム上に書かれた生存情報を見ることで、相手のノードが動作していることが確認できます。ノードが生存情報を書き込む事をVote(投票)と呼ぶことから、「投票ディスク」と呼ばれることもあります。

当然、ハートビートとは別の仕組みですので、クォーラムのためのディスクへの接続経路はハートビートネットワークとは別のネットワークスイッチを利用するか、FibreChannelのようなストレージ接続を利用することが望ましいでしょう。

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