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301試験の例題と解説(2014年3月31日終了)

306.1リソース使用率を測定する

今回は301試験の試験範囲から、「306.1 リソース使用率を測定する」についての例題を解いてみます。


■トピックの概要
このトピックの内容は以下の通りです。

<306.2 リソースの問題をトラブルシューティングする>
重要度 4

<説明>
リソースの問題を把握して解決できること。

<主要な知識範囲>    
・システムトラブルの徴候と発生しそうな問題の突き合わせ/関連付けを行う
・システムのボトルネックを見つけ出す

<重要なファイル、用語、ユーティリティ>
・swap
・I/Oでブロックされるプロセス
・ブロックイン
・ブロックアウト


■例題
システムの性能が劣化している時に確認すべき点として適切ではないものを選びなさい。

1. ハードディスク容量を大量に使用しているファイルが無いかどうかを確認する
2. メモリを大量に消費しているプロセスが無いかどうかを確認する
3. ネットワークI/Oを大量に使用しているプロセスが無いかどうかを確認する
4. CPUを大量に使用しているプロセスが無いかどうかを確認する


※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 1. ハードディスク容量を大量に使用しているファイルが無いかどう かを確認する です。

システムの性能劣化は、多くの場合リソースが過度に消費されている場合に発生します。

メモリを大量に消費するプロセスがあると、システムは物理メモリを確保するためにスワップアウトを行い、不要なメモリブロックをスワップ領域に掃き出します。スワップ領域はハードディスク上に取られることがほとんどのため、その間はディスクI/Oの速度などが大幅に低下します。

ネットワークI/Oは、複数のプロセスで共有しているので、一部のプロセスが大量に送受信を行うと、その他のプロセスに影響を及ぼすだけでなく、さらにその先にあるルーターなどを専有して、その他のシステムへの影響が出ることもあります。

CPUはシステム処理の要であり、プロセスの計算処理の性能はもちろん、システム全体の処理が滞ることになります。CPUの負荷状況はtopコマンドなどでload averageとして使用率が確認できるので、負荷が高い状況が続く場合には、CPUを大量に使用するプロセスを他のマシンに分離するなどの処置が必要になるでしょう。

ハードディスクに大量、大容量のファイルがあるとしても、それらに対する読み書きの頻度が性能を左右するので、ファイルサイズのみが性能に影響を与えるわけではありません。

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