HOMEサンプル問題・例題解説301試験の例題と解説303.3 LDAPレプリケーション

301試験の例題と解説(2014年3月31日終了)

303.3LDAPレプリケーション

今回は301試験の試験範囲から、「303.3 LDAPレプリケーション」についての例題を解いてみます。


■トピックの概要
このトピックの内容は以下の通りです。

<303.3 LDAPレプリケーション>
重要度 5

<説明>
OpenLDAP で利用できるさまざまなレプリケーション方法に習熟していること。

<主要な知識範囲>    
・レプリケーションの概念
・OpenLDAPレプリケーションを設定する
・slurpdを実行、管理する
・レプリケーションのログファイルを分析する
・レプリカハブを理解する
・LDAP referral
・LDAP同期レプリケーション

<重要なファイル、用語、ユーティリティ>
・slurpd
・slapd.conf
・マスター/スレーブサーバ
・コンシューマ
・レプリカハブ
・ワンショットモード
・referral
・syncrepl
・pullベース/pushベースの同期化
・refreshOnlyとrefreshAndPersist
・replog


■例題
OpenLDAPのレプリケーションについて説明したものとして適切でないものを選びなさい。

1. refreshOnlyは更新処理は行わない
2. refreshAndPersistは同期更新を行う
3. LDAP referralによって処理を他のサーバーに振り向けることができる
4. referralをどのように処理するかはLDAPクライアントによって異なる

※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 1. refreshOnlyは更新処理は行わない です。

OpenLDAPはレプリケーション機能を使って、ディレクトリ内の情報を複数のサーバーにまたがって保持することができます。OpenLDAP 2.4では双方のレプリケーション(マルチマスター)が行えますが、データの整合性を保つためにはあるサーバーをマスターとし、その他のサーバーにレプリケーションを一方向に行う「マスター/スレーブ方式」で構成するのが一般的です。

refreshOnlyは、定期的にマスター/スレーブ間を接続して、マスターから更新情報を受け取りスレーブに反映させる仕組みです。マスター/スレーブ間のネットワークがあまり高速でない場合やディレクトリへの更新がそれほど頻繁でない場合などの利用が考えられます。
一方、refreshAndPersistはマスター/スレーブ間の接続を維持します。マスターに更新が行われる度にスレーブに反映されるので、更新頻度が多いディレクトリでの利用が考えられます。

複数のディレクトリに情報が分散していると、LDAPクライアントが接続したディレクトリに情報が存在しなかったり、更新を受け付けないといったケースが想定されます。このような場合に、適切なディレクトリサーバーを紹介する機能がLDAP referralです。ただし、LDAP referralをどのように処理するかはLDAPクライアントによります。紹介されたサーバーに再度接続を行って処理を行うか、処理が行えなかったとして処理を終了してしまうかは、使用するLDAPクライアントによって異なっています。

  • 今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問を。
  • 採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。
  • ご質問・ご意見はこちら
  • ※上記の解説とその内容については、例題作成者の監修です。
    内容や試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

このページのトップへ