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102試験の例題と解説

109.2 基本的なネットワーク構成

今回は、LinuC 102試験の試験範囲から「109.2 基本的なネットワーク構成」についての例題を解いてみます。ネットワークインターフェースの情報表示について確認しておきましょう。

■トピックの概要
このトピックの内容は以下の通りです。

<109.2 基本的なネットワーク構成>
重要度 4

<説明>
クライアントホスト上の設定を参照、変更、確認できる。

<主要な知識範囲>
・ネットワークインターフェイスの設定を手作業および自動で行う
・ホストの基本的なTCP/IP設定
・デフォルトルートを設定する

<重要なファイル、用語、ユーティリティ>
・/etc/hostname
・/etc/hosts
・/etc/nsswitch.conf
・ifconfig
・ifup
・ifdown
・ip
・route
・ping


■例題

eth0のIPアドレスを確認したい。正しい実行方法を全て選択してください。

1. $ ifconfig eth0
2. $ ip addr show eth0
3. $ ip addr eth0
4. $ ifconfig show eth0

※この例題は実際の試験問題とは異なります。

解答と解説

答えは 「1. $ ifconfig eth0」と「2. $ ip addr show eth0」です。

ifconfigコマンドはネットワークインターフェースの状態を表示や、設定を行うコマンドです。書式は以下の通りです。

書式:ifconfig [ネットワークインターフェース名] [パラメータ]

引数にネットワークインターフェース名を指定することで、指定したネットワークインターフェースの情報を表示することができます。この情報の中にIPアドレスも含まれています。

実際に実行してみると以下のような結果が出力されます。
----------------------------------------------------------------------------
$ ifconfig eth0
eth0: flags=4163<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST>  mtu 1500
        inet 10.1.1.18  netmask 255.255.0.0  broadcast 10.1.255.255
        inet6 fe80::473:6aff:fe00:103  prefixlen 64  scopeid 0x20<link>
        ether 06:73:6a:00:01:03  txqueuelen 1000  (Ethernet)
        RX packets 660212  bytes 521853837 (497.6 MiB)
        RX errors 0  dropped 0  overruns 0  frame 0
        TX packets 405297  bytes 95336772 (90.9 MiB)
        TX errors 0  dropped 0 overruns 0  carrier 0  collisions 0
-----------------------------------------------------------------------------
実行結果内の「inet 10.1.1.18〜」の部分がIPアドレスの情報になります。
したがって「1. $ ifconfig eth0」は正解となります。

ipコマンドはネットワークインターフェースやルーティングテーブル、ARPテーブルなどを管理するコマンドです。書式は以下の通りです。

書式:ip 操作対象 [サブコマンド] [デバイス]

主な操作対象は以下の通りです。
link    データリンク層
addr    IPアドレス
route    ルーティングテーブル

主なサブコマンドは以下の通りです。
show    表示する
add    設定する

ipコマンドを利用しIPアドレスを確認するには、操作対象をaddr、サブコマンドにshowを指定します。

実際に実行してみると以下のような結果が出力されます。
----------------------------------------------------------------------------
$ ip addr show eth0
2: eth0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP qlen 1000
    link/ether 06:73:6a:00:01:03 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    inet 10.1.1.18/16 brd 10.1.255.255 scope global ens3
       valid_lft forever preferred_lft forever
    inet6 fe80::473:6aff:fe00:103/64 scope link
       valid_lft forever preferred_lft forever
----------------------------------------------------------------------------
ifconfigコマンド同様、実行結果内の「inet 10.1.1.18〜」の部分がIPアドレスの情報になります。

したがって「2. $ ip addr show eth0」も正解となります。

その他の選択肢の解説は以下です。

[3. $ ip addr eth0]
ipコマンドの操作対象の直後にデバイスを指定すると書式エラーになります。

[4. $ ifconfig show eth0]
ifconfigコマンドにshowというオプションはありません。

ネットワーク関連の障害が発生した際にすばやく対処するためにも、ネットワーク設定の確認コマンドや設定方法について理解し使えるようにしておきましょう。


■例題作成者
株式会社デージーネット OSS研究室 橋本知里

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