HOMEサンプル問題・例題解説101試験の例題と解説101.2 システムのブート

101試験の例題と解説

101.2 システムのブート

今回は、LinuC 101試験の試験範囲から、「101.2 システムのブート」についての例題を解いてみます。
systemdの操作方法について確認しておきましょう。


■トピックの概要
このトピックの内容は以下の通りです。

<101.2 システムのブート>
重要度 3

<説明>
システムのブート手順を説明できる。

<主要な知識範囲>
・ブートローダに一般的なコマンドを与え、ブート時にカーネルにオプションを指定する
・BIOSからブート完了までのブート手順について理解していることを示す
・SysVinitおよびsystemdを理解する
・Upstartについて知っている
・ログファイルからブート時のイベントを確認する

<重要なファイル、用語、ユーティリティ>
・dmesg
・BIOS
・bootloader
・kernel
・initramfs
・init
・SysVinit
・systemd


■例題

systemdを採用しているシステムで以下のようにPostfixサービス(postfix.service)の稼働状況を表示したい。
正しい実行方法を選択してください。

======================================================
● postfix.service - Postfix Mail Transport Agent
   Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/postfix.service; enabled; vendor preset: disabled)
   Active: active (running) since 月 2018-10-15 14:29:15 JST; 23h ago
 Main PID: 24194 (master)
   CGroup: /system.slice/postfix.service
           tq24194 /usr/libexec/postfix/master -w
           tq24196 qmgr -l -t unix -u
           mq26790 pickup -l -t unix -u

10月 16 09:19:38 centos7 postfix/pickup[26138]: BB23A18F1687: uid=0...
10月 16 09:19:38 centos7 postfix/cleanup[26397]: BB23A18F1687: message-id=<2...

Hint: Some lines were ellipsized, use -l to show in full.
======================================================

1. systemctl enable postfix.service
2. systemctl start postfix.service
3. systemctl is-active postfix.service
4. systemctl status postfix.service

※この例題は実際の試験問題とは異なります。

解答と解説

答えは 「4. # systemctl status postfix.service」です。

systemdでサービスを管理するにはsysctemctlコマンドを使います。
systemctlコマンドの主なサブコマンドは以下の通りです。

start             …   サービスを起動する
stop              …   サービスを停止する
restart           …   サービスを再起動する
reload            …   サービスの設定を再読み込みする
status            …   サービスの稼働状況を表示する
is-active         …   サービスが稼働しているかどうかを確認する
enable            …   システム起動時にサービスを自動起動する
disable           …   システム起動時にサービスを自動起動しない
list-unit-files   …   すべてのUnitを表示する
reboot            …   システムを再起動する
poweroff          …   システムをシャットダウンする

例題では「稼働状況を表示したい」とあるので「4. systemctl status postfix.service」が正解になります。

3の「systemctl is-active postfix.service」を実行した場合は稼働しているかどうかが表示されるため、稼働していれば「active」稼働していなければ「inactive」のみ表示されます。

近年ではsystemdを採用しているシステムが主流となってきました。これまでのSys Vinitを採用しているシステムもまだまだありますので、使い分けができるよう理解をしておきましょう。


■例題作成者
株式会社デージーネット OSS研究室 橋本知里

  • 今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問を。
  • 採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。
  • ご質問・ご意見はこちら
  • ※上記の解説とその内容については、例題作成者の監修です。
    内容や試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

このページのトップへ