Linux技術者認定機関である 特定非営利活動法人(NPO)LPI-Japan(エルピーアイジャパン、理事長:成井 弦 www.lpi.or.jp)は、高校・大学・専門学校などをはじめ教育機関向けに、Linuxを基礎から学習するための教材を開発し、無料で9月16日より提供を開始することを発表しました。
本教材「Linux標準教科書」(以下、本教材)は、多くの教育機関からのLinuxを基礎から学習するための教材や学習環境の整備に対する要望に応えて開発したもので、Linux技術者育成に貢献するために、LPI-Japanから無償提供するものです。 LPI-Japanは、Linux技術者認定試験(LPIC)の実施を通じて、IT技術者のスキルアップに寄与し世界最大のLinux技術者受験数を有していますが、本教材の提供により、さらにLinux技術者の育成と技術力向上を支援していきます。
本教材は、主に、高校・大学・専門学校・スクールおよび企業内研修などにおいて、Linuxを初めて勉強する学生や社員、およびそれを指導する先生、講師を対象に開発されています。そして、これらの教育機関の授業用のテキストとして、初級者が利用できるLinux導入のテキストとして開発しました。Linuxの基礎知識、基本操作からLinuxを採用した簡単なサーバ構築などで構成されています。
本教材は、高校・大学・専門学校などにおけるLinux入門コースとして、50分間の授業×4回を1セットとして、13セット分を想定し、座学+実習形式での利用に適応した構成になっています。
本教材は、電子データのテキストで、LPI-Japanのホームページで公開します。 (http://www.lpi.or.jp/linuxtext/)
公開にあたっては、本教材で定義されたライセンスの下で公開されます。 データはPDF形式です。<合計:246頁>
本教材は、最新の技術動向に対応するため、随時アップデートを行っていきます。 また、テキスト作成やアップデートについては、意見交換のメーリングリストで、誰でもオープンに参加できます。 メーリングリストのURLは、次のとおりです。 http://list.ospn.jp/mailman/listinfo/linux-text
<テキストの構成>
- 1章
- Linuxとは
- 2章
- 基本的なコマンド
- 3章
- 正規表現とパイプ
- 4章
- 基本的なコマンド2
- 5章
- エディタの使い方
- 6章
- 管理者の仕事
- 7章
- ユーザ権限とアクセス権
- 8章
- シェルスクリプト
- 9章
- ネットワークの設定と管理
- 10章
- ネットワークサービス
- 11章
- X Window System
- 12章
- ハードウェア
- 13章
- ファイル管理
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