米国カリフォルニア州サクラメント発、2008年3月27日(現地時間):
世界最大規模のLinux技術者認定試験を運営する組織であるThe Linux
Professional Institute(LPI Inc.)は、LPICレベル3認定プログラムの新しい「Security」専門試験を開発することを発表しました。
2007年初頭、LPIはエンタープライズレベルの認定プログラムとして、Core Exam(LPI-301)と「Mixed Environment Exam」(LPI-302)という2つのLPICレベル3の認定試験を開始しました。そして2008年、LPIはこのレベル3の認定プログラムに追加して「Security」専門試験(LPI-303)を開発します。この上位レベルの「Security」専門試験は、LPICレベル3認定プログラムの開発の優先度について行った業界リーダーや企業パートナーとのさまざまな協議の結果に基づいたものです。
現在、LPI-303「Security」専門試験の開発は、企業内でエンタープライズレベルのセキュリティスキルを有する業界リーダーや技術者と共に、その業務の定義を開始しています。今後、2008年7月から8月に広範なグローバル業務分析(JTA:Job Task Analysis)調査を実施する予定です。また、試験開発プログラムでは、目標および出題範囲を策定し、2008年10月と11月に、「ベータ試験」を特別イベントとして世界各地で行う予定です。
最初のLPI-301とLPI-302のLPICレベル3のベータ試験イベントには幅広いボランティアの参加者が集まり、品質の良い試験がリリースされました。
「Security」専門試験は2009年2月末にリリースされる予定です。
Linux技術者で、試験開発作業への参加に興味のある方、または今年の後半に行われる予定であるLPI-303の「ベータ試験」に参加を希望される方は、LPIの次の試験開発メーリングリストにご参加ください。
http://list.lpi.org/cgi-bin/mailman/listinfo/lpi-examdev
LPIは2008年2月に、LPICレベル1認定プログラムとLPICレベル2認定プログラムについての最新の業務分析(JTA)調査を支援するボランティアを募集しました。最新の業務分析(JTA)調査の情報については、次を参照してください。
https://group.lpi.org/publicwiki/bin/view/Examdev/TaskAnalysisForLevel1AndLevel2
Linux Professional Institute (LPI)は、IT業界、企業、および専門家によって、また、政府や教育現場において、世界的に支持されています。LPIの認定プログラムは7,000箇所を超える世界中の試験会場でさまざまな言語により実施されており、5大陸に広がる提携ネットワークによって運営されています。プログラムの開始以来、LPIの全世界の受験者総数は延べ176,000人を超え、LPIC認定者の総数は、55,000人を超える実績があります。
Linux Professional Instituteについて:
Linux Professional Instituteは、特定のベンダーに依存しない総合的かつ最高品質の試験を世界中で実施することにより、Linuxおよびオープンソース技術についての必要なスキルの習得を促進し、認定します。Linuxコミュニティにより1999年に国際的非営利組織として設立されたLinux Professional Instituteは、戦略的パートナー、スポンサーシップ、革新的プログラム、地域啓蒙活動を通じて、Linuxおよびオープンソースに関する運動を展開しており、Linux技術者認定における世界的なリーダーとして認められています。LPIの主な経済的スポンサーは、プラチナスポンサーのIBM、Linux Journal、Linux Magazine、Novell、SGI、TurboLinuxや、ゴールドスポンサーのHewlett-Packard、IDGなどです。
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