HOMELPICについて知ろう!合格者の声 佐藤文優さん

合格者の声

今回のインタビューでは、2009年2月から始まったばかりの「LPI-303 Security 」試験に日本人として初めて合格し、見事日本で最初に「LPIC-3 Specialty LPI-303 Security」に認定された、オープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社 技術部エキスパートの佐藤 文優(ふみやす)さんにお話を伺いました。

LPI 303 Security Exam合格者の佐藤文優さん
オープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社

ベータ試験で「303セキュリティ試験」に一発合格した秘訣は!?

最初に、佐藤さんが所属するオープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社について教えてください。

佐藤さん(左)と代表取締役 チーフアーキテクトの小田切さん(右)
佐藤さん(左)と代表取締役チーフアーキテクトの小田切さん(右)

2006年に設立した会社で、オープンソースを活用したソリューションを提供しています。特にSambaとLDAPを組み合わせた認証統合のソリューションや大規模ファイルサーバーの構築を得意としています。
使っているOSは、Linuxが半分ぐらい、Solarisが半分ぐらいでしょうか。
SambaやLDAP、そしてOpenSSOを使って認証統合やシングルサインオンの仕組みを提供しているので、ファイルサーバーや認証サーバーだけでなく、メールサーバーやWebサーバーなども構築することも多いですね。

今回303試験を受験された経緯を教えてください。

もともとは前職への転職の際に力試しのために201試験だけを受験して合格していたのですが、その後は特に何もしていませんでした。
現職になってから、2006年12月に実施された301試験と302試験のβ試験を受験させていただき、合格しました。
更に今回、303試験のβ試験も受験したところ合格しましたので、せっかくだからLPICの認定を取得しようと思いました。
そこで2009年3月に、1日で101試験、102試験、202試験を受験し合格したので、一気にLPICレベル1からLPICレベル3まで認定されました。

註:試験と認定について
  • LPICレベル1、LPICレベル2とも、2つの試験に両方合格してはじめて認定が受けられます。
  • LPICレベル2認定を受けるには、LPICレベル1認定を受けている必要があります。
  • LPICレベル1認定を受けていなくても、LPICレベル2の試験を受験すること自体は可能です。

ご自身の力試しとしてLPICを受験されて、試験についてどのように感じられましたか?

301試験、302試験のβ試験では、試験について様々なコメントを書きましたが、303試験はβ試験の段階でも完成度が高かったように思います。301 試験、302試験は、SambaやOpenLDAPのバージョンによって判断が異なる場合があったことが、コメントが多くなった原因のように思いますが、 303試験ではそのようなところは少なかったですね。

註:LPICのβ試験について
  • 受験者からのコメントをフィードバックし、本試験に反映させることが目的で実施されます。
  • β試験は英語で実施されます。
  • 試験合格者は本試験合格と同じように認定されます。
佐藤さんは、日本人で唯一301試験と302試験の両方のβ試験に同時合格され、303試験のβ試験でも日本人で唯一合格しています。

試験対策はどのようなことをされましたか?

まず試験の出題範囲をざっと見て傾向を知った後、マニュアルを読みました。303試験の出題範囲は、普段使っていたり、一通り経験していないと解くのは難しいかなと感じました。
私自身は303試験の試験範囲はざっと経験してきているので、もちろん項目によって深さはそれぞれですけど、あまり不安は感じませんでした。
試験直前も、30分ぐらいざっとマニュアルを見直したぐらいですね。

合格するための秘訣みたいなものはありますか?

佐藤文優さん
佐藤文優さん

試験のために特別何か勉強をした、ということはないです。
オープンソースソフトウェアは、ただ使うだけじゃなくて、ソースコードをダウンロードしてきて1からインストールするとか、あとは英語のドキュメントも読んでおかないといけないのではないでしょうか。場合によっては翻訳されていないような情報に基づいた試験も出ているように感じました。日本語の情報しか見ていない人には、ちょっと厳しいかもしれませんね。
とにかく、マニュアルを最初から最後まで読むというのは重要だと思います。以前からSambaのマニュアルの翻訳をしているのですが、最初の頃はとにかく書いてある英語の意味も分からないし、パラメータもよく分からないところからスタートしました。ただ、翻訳の作業を続けていると、「このあたりにこういう情報がある」というような見当がつくようになって、たとえば初めて仕事で使うような機能やパラメータでも、ある程度分かるようになってくるように思います。
キーワードとか関連情報とかを調べておくことで、後々役に立ってきます。ちょうど、知識の引き出しにあれこれため込んでおいても、ある程度経験が積み重なっていけば、それらの情報が整理されて、必要なときに取り出せるようになっていく感じです。

日常で実践されていることはありますか?

とにかく、新しいソフトウェアを使うときには、マニュアルを一通り読むようにしています。そして、マニュアルに書いてあることや、インターネットで得た情報などは自分なりにかみ砕いてみて、設定ファイルなどを一度自分なりに書いてみます。
見て、設定して、動いた、ということが重要で、試験対策の勉強しかしていないと業務で役に立つスキルにはならないですね。先のことを、長い目で見て勉強して欲しいなと。
ですので、とにかく手を動かすことが大事だと思います。

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