HOMELPICについて知ろう!合格者の声 内藤旭惠さんと柳浦葉路さん

合格者の声

今回は、全社のスキルアップにLPICを取り入れているNECエンジニアリング株式会社のソフトウェア事業推進センター長 柳浦 葉路(ようじ)さん、モバイルブロードバンド事業部 ソフトウェア部 内藤 旭惠さんにお話を伺いました。

LPICレベル1合格者の内藤旭惠さんと、上司の柳浦葉路さん
NECエンジニアリング株式会社

内藤旭惠さん(左)と柳浦葉路さん(右)
内藤旭惠さん(左)と柳浦葉路さん(右)

「社内のLinux技術者のニーズに応えて社内教育にLPICを導入しています」

御社の事業について教えてください。

(柳浦さん)当社は、携帯電話から宇宙関連機器まで、様々な開発業務を行っています。ソフトウェアだけでなくハードウェアの設計なども手がけています。
事業は大きく3つあり、システムソリューション、テクニカルサービス、プロダクトとなっています。
ソフトウェア事業推進センターは、全社のソフトウェアに関する戦略を統括しています。

内藤さんの所属されているモバイルブロードバンド事業部はどのような業務を受け持っているのですか?

(内藤さん)モバイルブロードバンド事業部は、無線を使用したサービスを中心に行っています。ここで言う無線とは、無線LANのようなものではなくて、様々な電波全般を指しています。 私は現在テレビの放送で使用する制御機器のソフトウェアを担当しています。

放送制御機器とは、具体的にはどのようなものですか?

(内藤さん)テレビの放送では、事前に「何時何分に○○を放送する」というように、事前に放送する内容をプログラムしておきます。そのような機器のソフトウェア部分ということになります。 たとえば私が担当しているものに「SI送出装置」(※SI:Service Information)があります。これにはLinuxが使われています。SI送出装置は、電子番組表を送信するための装置なのですが、情報の送信が正しく行われたり、あるいは送信しないように設定した時に正しく情報が送信されない、といった動作を確認する作業を行ったりしています。

業務にLinuxはかなり組み込まれているのでしょうか

(柳浦さん)我々が扱っている装置が、徐々にネットワークに接続されるネットワーク機器になってきたのですが、Linuxを意識的に使用するようになったのは4年ほど前からです。 そうなると、人手が不足気味になり、なんとかスキル保有者を増やしたいと考え、スキルアップ目標の中にLinuxを取り入れました。 Linuxスキルの習得を目標にした場合には、講座受講のほか、eラーニングで学習することができるようになっています。

実際に学習してみてどうでしたか?

内藤旭惠さん
内藤旭惠さん

(内藤さん)前半は楽しかったです。基本的な操作とか、オプションで動作が変わるとか。ただ、徐々に分かりにくくなってきたので、上司に相談したところ、自宅でもLinux環境を作れ、ということで、自宅のパソコンにLinuxをインストールして、X Windowが動くようにしたりとか、そんな感じで勉強しました。 相談した上司もLPIC取得済みでしたし、周囲にもLinux経験者が多かったですね。自分なりの学習方法としては、eラーニングなので、分からないところがあれば、色々と実際に試してみる、ということを繰り返しました。 研修の時には、メールサーバを作ってメールを送り合う、というのが、すぐに結果が出て、リアリティがあって面白かったですね。

LPICの学習をして、その上で業務に役立ったようなことはありますか?

(内藤さん) 基本的にLinuxを組み込んだ製品はネットワーク的に閉じた場所で使用されるのですが、最近のLinuxディストリビューションでは自動アップデートの機能が組み込まれていますよね。このアップデート機能が働くことによって、動作がおかしくなるという事例がありました。ちょっとしたことかもしれませんが、単にLinuxの使い方を知っている、というレベルでは解決できなかったと思います。

これから強化したい点はありますか?

(内藤さん) LPICの試験でも、セキュリティが弱いとはっきり出ていたので、セキュリティですね。たとえばOpenSSHの公開鍵方式とか、よく分かっていないので、LPICレベル2試験に合格するためにも、セキュリティはしっかりと勉強したいと思います。

今後、さらにLinux技術者を増やしていく予定ですか?

(柳浦さん)ここに来て、やっとなんとか社内のLinux技術者のニーズを満たすことができるようになってきましたが、需要が伸びていることもあり、今しばらくはLinux技術者不足が続きそうです。Linuxに関しては若手を中心に年間40名ほどの育成を行っていき、LPIC取得についても合格率を高めていきたいと思います。また、スキルレベルの設定については、LPICレベル1取得者が増えてきたこともありますので、社外に対してのスキル提示の意味も含めて、目標をLPICレベル2に設定していく予定です。

聞き手:宮原 徹(株式会社びぎねっと)

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