HOMELPICについて知ろう!合格者の声 内藤旭惠さんと柳浦葉路さん

合格者の声

今回は、LPI-Japanのビジネスパートナー株式会社ホンダヱンジニアリングの仲村 秀樹さんと、実際にLPICレベル1を取得した吉井 祐太さんにお話を伺いました。株式会社ホンダヱンジニアリングでは、全社員にLPIC取得を義務づけるなど、会社をあげてのLinux技術習得を行っています。

LPICレベル1合格者の吉井祐太さんと、上司の仲村秀樹さん
株式会社ホンダヱンジニアリング

「LPICの学習を通して業務の効率もアップしました」

御社のこれまでのビジネスについてお聞かせください

仲村秀樹さん(左)と吉井祐太さん(右)
仲村秀樹さん(左)と吉井祐太さん(右)

(仲村さん)当社は、1983年2月に設立され、先日設立25周年を迎えました。設立当初から、主に機器制御などでUNIXを使った開発を行ってきました。
Linuxは、1997年ごろから業務に取り入れていました。個人的には95年頃からSlackwareをインストールしたり、自分でカーネルを再構築したりしてLinuxを触っていましたが、97年当時、社内インフラの再構築を行う際に、WebサーバーやメールサーバーなどをLinuxで構築しています。構築作業は、社内のワーキンググループで行いました。
その後、開発業務でもLinuxを積極的に活用するようになりました。具体的には、Solaris上のアプリケーションをLinuxに移植したり、WebアプリケーションではLAMP(Linux+Apache+MySQL+PHP)などでの開発を行っています。

吉井さんはどのような業務に携わっているのですか?

(吉井さん)プロダクト開発課では、Linuxベースにパッケージソフトを開発して組み込んだネットワークアプライアンス製品の開発を行っています。対象となるLinuxは、IA(インテルアーキテクチャ)だけでなく、組み込み用のハードウェアも対象になります。そのようなLinux組み込み開発の場合には、カーネルチューニングをしたり、ドライバ開発を行ったり、ファイルシステムの設計をしたりといった、技術的にかなり突っ込んだことも行っています。 社内では他にも、開発製品を品質保証の観点からチェックしたり、メーカーのサポートサービスの支援なども行っています。サポートでは、クラッシュダンプの解析など、OSの中でもかなり低レイヤーの業務もも行っています。

仲村秀樹さん
仲村秀樹さん

かなり早い段階からLinuxを業務に取り入れてらっしゃいますね

(仲村さん)Linuxを好きな人が、いかに仕事にするかと考えてやってきました。取引先とのお付き合いの中で、徐々にLinuxがビジネスの武器となっていったように思います。現在では、利用しているOSは混在していますが、7割、8割の業務に何らかの形でLinux が活用されています。

LPICを社内技術者のスキル目標とされていることの狙いはどこにありますか?

(仲村さん)これだけLinuxが業務に密接に関わるようになりましたので、Linuxについての技術的なスキル指標が必要ということになり、昨年からLPICを活用することにしました。技術者にはトレーナーが付き、各個人単位で教育目標、スキルアップ目標を決めます。これまでも資格取得のターゲットにLPICを取り入れることは行われていましたが、Linuxの技術は業務の中でOJT的に勉強する、資格対策は個人で行うという形をとっていました。それが教育目標として設定されることで、よりLPICを取得しやすい環境ができたと思います。

吉井さんの経歴を教えてください

(吉井さん)2003年に入社して、現在5年目です。当初はWindows上でWeb開発を行っていましたが、2年目からLinuxに関わるようになりました。 Linuxの経験は、入社研修はOSがLinuxでした。最初、「どうしよう」と思いましたよ。それまでWindowsしか使ったことがありませんでしたから。ただ、その研修で、基本的な操作はできるようになりました。 業務では、開発はLinuxですが、フロントエンドはWindowsなので、ほとんど困ることはないですね。

吉井祐太さん
吉井祐太さん

LPIC取得について教えてください

(吉井さん) LPICは昨年取得しました。それまでLPICについてまったく知らなかったのですが、会社としてLPICに取り組むようになったと聞いて、「LPICって何?」という風に興味を持ちました。Linux関係の資格と聞き、現在Linuxを使って仕事をしているので、取得してみようと考えました。 最初に試験範囲を見て、知らないところが多い、覚えないといけないところが多いと感じました。ただ、LPIC取得を目指して勉強すれば、知識がつけられるだろうとも思いました。 実際に学習を始めてみて、コマンドオプション関係を覚えるのがちょっと大変でしたが、「こんな機能があったんだ」という発見もあり、コマンドでの作業効率がよくなったりしたこともありましたので、よかったですね。

学習の上で困ることはありませんでしたか?

(吉井さん)業務の環境にLinuxが多くありますし、周囲にLinuxを使っている人が多いので、学習するにはとてもいい環境だったと思います。 また、LPICを目標に設定したことで「Linuxを勉強するんだ」という明確な指標になりました。もし、そういう具体的な目標がなければ、何を勉強すればいいのか分からなかったと思います。

社内でのLPIC取得状況はいかがですか?

(仲村さん)当初は数名しかおりませんでしたが、現在では現場のエンジニアには全員取得を義務づけています。これから徐々に取得していくことになりますが、人数は全部で100名程度になります。
全員取得としているのは、業務でLinuxに関わるケースが非常に多いので、Linuxの基礎知識がないのはソフトウェア会社としてはあり得ないだろう、という考えからです。
LPIC取得の支援として、集中講座の受講を可能にしたり、受験料の補助なども行っています。その結果、LPICレベル2取得者も出てきたりしています。
社内には教育部門がないのですが、リーダーや先輩が現場で指導する、というのが当社の教育方法です。以前は、SambaやCVSといった、現場で必要となるソフトウェアをテーマにした社内勉強会を実施したりもしていました。

吉井さんも後輩にLinuxを教えたりしていらっしゃるのですか?

(吉井さん)現在5年目で後輩もいます。LPICを取得するために自分で勉強するように指導しています。
私自身は、近々LPICレベル2取得を目指して勉強中です。

聞き手:宮原 徹(株式会社びぎねっと)

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