HOMELPICについて知ろう!合格者の声 多田宜史さんと渡邉実さん

合格者の声

今回のインタビューでは、山形県立寒河江工業高等学校在学中にLinuxを学習し、LPICレベル1に合格、2007年4月から日立電子サービス株式会社に入社した多田宜史さんと、多田さんが現在研修を受けている同社人財開発本部コンピュータシステム技術学校 技師の渡邉 実さんにお話を伺いました。

LPICレベル1認定者 多田 宜史さんと上長の渡邉 実さん
(日立電子サービス株式会社 人財開発本部コンピュータシステム技術学校)

多田宜史さん
多田宜史さん

「LPICは新入社員のスキル測定と人財育成にも役立っています」

現在、研修を実施しているコンピュータシステム技術学校について教えてください。

(渡邉さん)新入社員教育を実施している部門で、スタッフは総勢14名、インストラクタがそのうち5〜6名おります。 2007年4月にグループ会社を含めた新入社員147名が入校し、6クラスに分かれて研修を受講しています。12月までの8ヶ月間を研修期間に充てています。 研修は、ITに関する技術的な基礎と、ビジネスマナー等のヒューマンスキルの両面から実施しています。

全員関東での採用、配属なのでしょうか?

(渡邉さん)関東が多いのは確かですが、その他の地域からも集まってきています。100人程度が寮生活を送っています。
(多田さん)私も寮で生活しています。寮は一人六畳の部屋です。高校の時に使っていたLinuxをインストールしたノートPCを持ってきているので、寮でもこのLinuxマシンを利用したいと考えています。

会社として、どのような人財育成を目指されていますか?

(渡邉さん)私どもはサービスを提供する会社ですから、まずは、「作業の基本動作」と「コアスキル」を身につけることが大事です。「コアスキル」とは「ITスキル」と「ヒューマンスキル」のことです。「ITスキル」は、すなわち技術的な土台を築くこと。そして「ヒューマンスキル」は、つまり人間性であり、「やるべきことをやる」「コンプライアンス遵守」「お客様へのサービスマインド」といったことを身につけることを目指しています。

現在の研修は何を行っているのですか?

(多田さん)ハードウェアの基礎ということで、トラブルシューティングの勉強などをしています。やったことがないことも多いですが、実習を交えた研修は分かりやすく、やりがいがあります。
(渡邉さん)講師がこっそりとハードウェアをいじって、トラブルが起きるようにしています。筐体を開ければすぐに分かるようなところもあるので、起動時の画面や起動音から障害発生場所を推測するというやり方でのトラブルシューティングなどを行わせているところです。

入校時の多田さんのスキル評価はどのようなものでしたか?

渡邉実さん
渡邉実さん

(渡邉さん)入校時に全員、判定テストを受けてもらいます。入校時における事前知識の測定を行うのですが、多田の場合にはITの基本的な知識を既に持っていることが確認できました。特にUNIXの成績はトップクラスでした。
UNIXの知識は、他のWindowsやネットワークに比べると事前知識の差が激しいところだと考えています。たとえば大学の研究室で管理を任されていたとか、多田のように在学中にLinuxを学習していたというようなことがあれば、その点においてはしっかりと基礎的なスキルが身についていると考えられます。
今年からLinuxについてはLPICレベル1取得を推奨するようにしました。その矢先に既にLPICレベル1を取得している多田が入校してきたのは偶然とはいえ、面白いですね。
(多田さん)入社前は、入社後に同僚についていけなかったらどうしようと不安だったのですが、今度は追い抜かれないように頑張らなくてはと思っています。

高校の課題研究でLinuxを勉強しようと思ったのはどうしてですか?

(多田さん)寒河江工業高校の齋藤先生から、「Linuxはこれから使われていくよ」というお話を伺って、興味を持ちました。情報技術科に居ましたから、卒業後は情報分野の仕事がしたいと思っていました。校内にLPICのポスターが貼ってあったこともあって、LPICにチャレンジしてみようと思いました。

Linuxの勉強を初めてみてどうでしたか?

(多田さん)最初は、テキストを見ても分からないことばかりでした。授業ですからどんどんと進んでいきますし、分からないまま進んでしまうところもありました。
面白いと思ったことは、それまでWindowsを使っていたのでマウスを使った操作が中心でしたが、Linuxはコマンド、キーボードだけで操作するということです。
勉強を始めるにあたって、物置だった実習室を、2トンほどあった物を片付けて掃除をすることから始めて研究室として準備するのが大変でした。
勉強をしているうちに、Linuxを好きになったので、今後はサーバ運用・管理の技術を、さらに勉強していきたいと思っています。

実際に試験を受けてみた感想を聞かせてください。

(多田さん)101試験は2006年12月25日に受験をしました。先生から試験の形式を聞いていただけで試験に臨んだので、かなり緊張してしまい、待ち時間はテキストを読んでずっと復習していました。結果も点数はギリギリで合格だったのではないかと思います。
102試験は2007年3月5日に受験しました。101試験の受験日から少し間が空いて不安でしたが、なんとか合格できて良かったです。

地元の小学校のネットワーク化に参加したんですよね?

(多田さん)はい。その小学校では、コンピュータ室しかネットワークがつながっていないということで、職員室や図書室でもネットワークを使えるようにするためにボランティアでお手伝いをしました。天井裏にLANケーブルを這わせたり、壁に穴を開けてケーブルを通したり、かなり大がかりな作業でした。予定は1日だったのですが、2日かかって終わりました。 後日、校長先生からお礼状をいただき、自分の経験になっただけでなく、感謝もして頂き、参加して良かったと思います。

次はLPICレベル2合格を目指しますか?

(多田さん)入校時のアンケートで「一番取りたい資格」という項目があったので、「LPICレベル2」と書きました。
試験範囲を見ると、実務的な、実際にLinuxやサーバを操作しないと分からない部分が多いなあと感じました。合格のためには、環境を整えないといけないなと思っています。また、LPICレベル1の時は高校の先生に教えて貰っていたという感じですが、今度は独学で頑張らないといけないのがちょっと大変かもしれませんが、合格を目指して頑張りたいと思います。

聞き手:宮原 徹(株式会社びぎねっと)

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