HOMELPICについて知ろう!合格者の声 齋藤秀志先生

合格者の声

山形県立寒河江工業高等学校では、2007年3月に卒業した3年生3名がLPICレベル1に合格しました。今回のインタビューでは、指導にあたった同校教諭の齋藤秀志先生にお話を伺いました。

LPICレベル2認定者 齋藤秀志先生(山形県立寒河江工業高等学校 情報技術科 教諭)

山形県立寒河江工業高等学校情報技術科齋藤秀志先生
山形県立寒河江工業高等学校 情報技術科 齋藤秀志先生

「LPICは高校生への情報技術教育の一貫として有用です」

今回、生徒の皆さんがLPIC受験に至った経緯を教えてください。

私の担当している情報技術科には120名の生徒がいますが、1人1台のPCで学習します。1年次から2年次には情報リテラシーからプログラミングなどを学習し、3年次には生徒各人が課題研究に取り組みます。この課題研究のテーマの一つとしてLinuxを取り上げ、学習の成果の一つとして、LPICにチャレンジしてもらいました。

工業高校の授業でLinuxを取り扱うようになったのですね。

はい。すでに「ソフトウェア技術」という科目の教科書の第6章「情報処理システムの管理」のうち、約35ページにわたって、Linuxのインストールやコマンドについて載っています。LPICレベル1の出題範囲の内容です。巻末にコマンド一覧も掲載されており、Linuxは高校の授業で取り上げる内容として扱われるようになっています。

Linuxの指導にあたり、どのような進め方をされたのですか?

ちょうどPC教室の機材が入れ替えの時期でしたので、それまで使用していたPCの中から、使えそうなものやパーツを組み合わせて10台ほどのマシンを用意し、これを実習用の機材として学習を行いました。
それまで物置として使用していた実習室を掃除し、そこでマシンを使ってネットワークを組んでサーバ構築などを生徒たちが行いました。

何か特別な指導をされましたか?

私が参加しているTVC(Techno Volunteer Circle)という活動があるのですが、この活動の一環として、近隣の小学校の普通教室にLANを敷設するという活動を行いました。この活動はボランティアとして行い、敷設用のケーブル等の実費だけのコストで学校内のLAN化が行えるというものです。
今回合格した生徒達もこの活動に参加し、2日間ケーブルの配線などを生徒達が行いました。教職員の方のために、Linuxでサーバを構築し、グループウェアを導入して情報共有を図れるようにするというネットワークシステムの導入支援も行っています。
このように、実際に手を動かし汗を流す学習も、生徒達に良い影響を及ぼしたのではないかと思います。

生徒の皆さんはLinuxの学習にすんなりとなじめましたか?

「コンピュータ = Windows」という認識を持っていた生徒もいましたし、3年生になってからのスタートでしたが、手応えはあったように思います。1年次にはWebページの作成、2年次には簡単なサーバ構築利用などはやっていましたから、比較的すんなりと課題研究に取り組めたのではないかと思います。

御校の生徒の中からLPIC合格者が出たことで、何か良い影響はありましたか?

課題研究の発表を1月に行ったのですが、LPICを取得してみたいという生徒が新たに何人かいたようです。また、LPIC合格者が出た成果をホームページにアップしたところ、多くのアクセスがありました。特に地場の企業の方々やIT関係者には高校生からLPICの合格者が生まれたことに大きな反響がありました。
山形県は、県として組込みソフト関連産業に力を入れています。
私自身としましては、今後Linuxの組込み分野にも力を入れ、Linux普及活動を通じた人材育成に努めていきたいと思っています。

聞き手:宮原 徹(株式会社びぎねっと)

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