HOMELPICについて知ろう!合格者の声 竹澤直人さん

合格者の声

4回目の今回は、日本コムシス株式会社 ITビジネス事業本部 ソリューション部 竹澤 直人さんに、Linux技術者の社内育成とLPICについてお話を伺いました。

LPICレベル2合格者 竹澤直人さん
日本コムシス株式会社 ITビジネス事業本部 ソリューション部)

「Linux技術者の社内育成とLPIC」

最初にLinux歴を教えてください。

竹澤直人さん
竹澤直人さん

私がLinuxとはじめて出会ったのは、大学の研究室でした。当時、ニューラルネットワークを搭載したロボットの研究をしていて、研究開発用のツールとしてSlackwareなどを使っていたのがきっかけです。C言語でのプログラミングや、TeXで論文を作成したりしました。

研究に没頭するうちに、自宅のパソコンに研究環境を実現したいと考えるようになりました。当時は、インストールひとつをとっても、今ほど簡単ではなかったため、何度も失敗し、苦労しましたが、結果的にLinuxのことが少しずつ理解できるようになっていきました。
Linuxのスキルの下地はこの頃にできたのだと思います。

会社に入ってからのLinuxとの関わり方は?

LPICを取得したのは入社してからです。新人研修の中にLinux研修があり、インストラクタである先輩社員から、LPICのことを教えてもらい、取得してみようと思いました。

LPICレベル1についてはインターネットで情報収集したり、独学で勉強し、取得にいたりました。その後、私もエンジニア兼インストラクタになりましたが、LPIC取得は、社内インストラクタとして講義内容に説得力を持たせるために有効だったと思います。LPICレベル1取得から半年ぐらい後に、LPICレベル2も取得しています。
その際には、ナレッジデザインで実施していたLPICレベル2対応コースを受講しました。かなり早い時期だったため、情報量も少なく、市販のテキストも無かったので、大変有益でした。

その後、社内研修をスタートさせたとのことですが?

はい、はじめは技術に主眼を置いたコースを開発したのですが、入門者にはLinux自体が敷居の高いものであったため、研修目標の設定が難しい状態でした。
そこで思いついたのが、LPICの存在です。
資格取得という目標を明確に示すことにより、社員のモチベーションは高まります。また、資格者を増やすことで、社員のスキルの把握にもつながります。
社内研修では、101、102、201、202、各試験に対応したコースをそれぞれ6日間で実施しています。テストセンタも併設しているので、修了後すぐの受験が可能です。
入門者にとっては、Linuxを修得するための道筋が明確になりますし、UNIXやLinuxの経験がある技術者も、我流で身に着けた知識や技術を体系的に整理できるということで、満足度は高いですね。
試験の方も合格率は100%に近く、現在およそ200名ほどの合格者がいます。

社内でのLinux技術者育成の狙いはどの辺りにあるのでしょうか?

日本コムシスはワンストップソリューションを提供することをビジネスとして打ち出しています。
Linuxエンジニアに求められるのは、ソリューションの中間レイヤ、特にサーバ関係の技術になります。
これまで多くのシステムを手掛けていますが、OSSを利用するケースは確実に増えてきています。最近注目されているSIPサーバなども、自社製品にはLinuxを採用しています。

Linuxエンジニアが活躍できる領域は、これからますます拡大するだろうと思います。ですから、LPIC取得は一つの到達点ではありますが、試験に受かっただけの「ペーパー技術者」は決して作りたくないですね。
今後は、Linuxを使ったセキュリティ関連の技術などにも力を入れていきたいと考えています。

技術者としてLinuxの魅力はどの辺りにあるでしょうか?

Linuxがオープンソースであるというところだと思っています。もう少し本質を見ると、知識を共有しようというオープンソースの考え方が優れているのだと思います。
よく無償であることがメリットとして取り上げられていますが、Linuxの最大の魅力は別のところにあります。Linuxは様々な可能性を広げ、実現してくれるものだと思います。LinuxカーネルとOSSの自由な組み合わせにより、多くの課題を解決してくれるはずです。

また、誤解されがちですが、ディストリビューション≠Linuxであるという認識は非常に重要です。Linuxは非常に強力で、様々なケースに応用できますが、いつも最適な選択であるとは限りません。得意なこともあれば、逆に不得意なこともあります。
Linuxの進化の速度から考えれば、その不得意なところもいずれは解消されると思いますが、現在のシステムでは、それは様々な選択肢の中のひとつに過ぎません。

お客様の問題解決の、選択肢の有力な一つであるという認識が必要です。したがって、常にアンテナを高くし、市場や技術動向を注意深くウォッチすることが必要だと思います。常に、自己研鑽をする必要があると考えます。
あとは、自分の知り得たことを、より多くの仲間と共有することが大切です。結果的に、自身の技術力が高まるはずです。
Linuxがそのことを証明しています。

聞き手:宮原 徹(株式会社びぎねっと)

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